−唐長に入って、大変だなぁと思ったことはありますか?
N: 初めて唐紙を見たときに、こんなん作れたらいいなぁと思ったんです。実際どうやって作るのか全く分からなかったので、本とかを読んで勉強はしたんです。道具も手法もすごくシンプルなんだけれど、その背景にはものすごい労力がいる。柔らかい表情を出すには時間や手間をかけなければならないと思いました。
−唐紙を作っていて良かったなって思う瞬間はいつですか?
N: 僕の中では、満足できる仕事、いい仕事をしたというものはまだ出来ていないと思っています。100%、これ以上いいものは出来ないというところまで達していないので、頑張らなければいけないなと。
-新しい文様(板木)を作りたいと思ったことはありますか?
N: 僕は作ってみたいですね。実際に板木を彫ったりする時もあるので、もっと違うものをしてみたいという気持ちはあります。
−本日はお忙しい中、有難うございました。 |