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1.和紙を選ぶ
4色(桃・黄・黄緑・水)の和紙から好きな色を選びます。
文様とのせる色とのバランスを考えて。

*私たち5人は一つの色を選ぶことができず、全色一枚ずつ摺りました。

2.彫りの確認
工房のスタッフの方に自分の板木を見てもらい、ここで最終的な手直しをします。
この段階で彫りが浅いと、かなりの時間手直しをする羽目に…

 
   
 

3.説明を受ける
スタッフの方から道具の説明や色の作り方、摺り方に至るまでの手順を、お手本を見せてもらいながら学ぶ。一見簡単そうに見えますが…

 
   
 

4.色を決める
このワークショップでは1色で摺りあげます。
マットな質感にするのか、偏光にするのか、墨を落とすのか…地の色を決めるだけでも一苦労ですが、色は少しの加減でまったく表情が変わります。

*和紙を選ぶ段階でのせる色をある程度イメージしておかないと、和紙の色合いと色のバランスが難しい。

 
   
 

5.ふるいに色をのせる
色をのせる前にまずはふるい(色を板木にのせる道具)と板木に水をしみこませ、色がなじみやすいようにします。色も水の量をパレットで調整します。十二分にふるいと板木が馴染んだら、いよいよ先ほど作った色を刷毛でふるいにのせていきます。

*少なすぎず、しかし垂れない程度に色をのせるコツをつかむのが難しく、顔料まみれになりながら格闘。

6.板木に色をのせる
ふるいにのせた色を、こんどは板木にのせていきます。やさしく押し付けすぎないように満遍なく均一の厚さにのせます。

*ふるいの面はガーゼなので、少しの力加減で色がのりすぎてしまうことも。やさしく繊細な作業です。

 
   
 

7.和紙に写す
色をのせた板木の上に、そっと和紙をおきます。そして、両手のひらを使って円を描くようにやさしく摺っていきます。最初は練習で十数枚、練習用紙に写します。板木に色が馴染んできてたら、いざ本番です。自分の選んだ和紙とはがき、封筒に文様を写しとります。

*和紙のおき方ひとつで、手のすり加減ひとつで、同じ文様でもまったく違う表情になります。文様をつなげたいと思っても、並べてみるとバラバラに。難しい。

 
   
 

8.出来上がり
摺りあがったらあとは乾かして完成です。乾くとまた違った表情の唐紙があわられ、感動もひとしおです。自分の使った刷毛やふるいを洗って終了です。

ワークショップ当日のスライドショーもご覧ください。

 

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